ぶな

植物図鑑

ぶな (山毛欅)

●わが国の各地に分布しています。落葉広葉樹林の代表的な樹種で、白神山地のブナ林は世界遺産にも指定されています。高さは３０メートルほどになり、樹皮は灰褐色で滑らかです。卵形から菱状卵形の葉は互生し、縁には波状の鋸歯があります。雌雄同株で、５月ごろ、葉と展開と同時に花が咲きます。果実は卵形で３稜があり、殻斗に包まれています。かたちが「ソバ」の実に似ているところから、「ソバグリ（蕎麦栗）」とも呼ばれ、森に棲む動物の餌となります。写真中５は、ブナハマルタマバエがつくった虫えいでブナハマルタマフシ。
●ブナ科ブナ属の落葉高木で、学名は Fagus crenata。英名は Japanese beech。

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