ビードロ【(ポルトガル)vidro】
ぴいどろ
ビイドロ
ビイドロ
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・大阪府〕
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・三重県〕
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・静岡県〕
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・島根県〕
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・熊本県〕
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・宮崎県〕
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・高知県〕
- 目ノコトヲ云フ。但天神ト称スル所以ハ天神ハ梅ヲ愛ス依テ俗ニ天神ト云フ。而シテ其ウメノウヲ省ケバメトナル故ニ之レヲ云フ。〔第六類 人身之部・福岡県〕
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・鳥取県〕
- 眼ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・京都府〕
- 眼ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・岡山県〕
- 眼ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・山口県〕
- 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・大分県〕
- 眼。〔第二類 人物風俗〕
- 目。
- 目をいふ。
- 葡萄牙語Vidro(硝子)より出たもので、眼を云ふ。硝子は眼の如くきらきら光るところから。
分類 ルンペン/大阪、三重県、京都府、大分県、大阪府、宮崎県、山口県、岡山県、島根県、熊本県、福岡県、静岡県、高知県、鳥取県
ぽぴん
ぽぴんは、江戸時代のガラス製の玩具。ぽっぴん、ぽぺん、ぽべん、ぽっぺん[1][2]、ぽんぴん、ぴんぽんとも。オランダ伝承の玩具でビードロともいう[1][2]。「ビードロ」の語源は、ポルトガル語のvidro(ガラスの意味)である[3]。
首の細いフラスコのような形をしていて、底が薄くなっており、長い管状の首の部分を口にくわえて息を出し入れすると、気圧差とガラスの弾力によって底がへこんだり出っ張ったりして音を発する[1][2][3]。
江戸時代後期に中国から伝わり、明治時代中期に大流行した[3]。正月にビードロを吹くと厄よけになると言われ、正月の縁起物として扱われた時代もあった[3]。しかし、壊れやすいことや怪我をしやすいことから、徐々に縁起物としては扱われなくなった[3]。
福岡県の筥崎宮の放生会では「ちゃんぽん」と呼ばれ、頒布されている。
ぽぴんの登場する作品
- ポッピンを吹く女(ビードロを吹く娘、ビードロを吹く女、ポペンを吹く娘) - 浮世絵師の喜多川歌麿の美人画[4]
- 河童の皿 - 上方落語
- ぽっぺん先生 - 舟崎克彦の児童文学シリーズ
- ビードロ風鈴の女 - 千野隆司の小説
- 必殺仕事人V・激闘編 - はぐれ仕事人の参がぽぴん売りで、殺し技もぽぴんを使用する
- ポケットモンスターシリーズ - アイテムとして「あおいビードロ」など数種類が登場する。
脚注
- ^ a b c “当世好物八景 さわき好/當世好物八景 さわき好|くもん子ども浮世絵ミュージアム”. www.kumon-ukiyoe.jp. くもん. 2024年2月1日閲覧。
- ^ a b c “異国情緒を感じる長崎土産「ビードロ(ぽっぺん)」 [長崎の観光・旅行 All About]”. All About(オールアバウト). 2024年2月1日閲覧。
- ^ a b c d e “邦楽器が受け継ぐ 技・形・音 こめられた丹精”. www.geidai.ac.jp. 東京藝術大学. 2024年2月1日閲覧。
- ^ “婦女人相十品・ポッピンを吹く娘 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 文化庁. 2024年2月1日閲覧。
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