ひばり児童合唱団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/25 01:44 UTC 版)
ひばり児童合唱団 Hibari Junior Chorus |
|
---|---|
出身地 | ![]() |
活動期間 | 1943年 - |
公式サイト | hibari-children1943.com |
ひばり児童合唱団(ひばりじどうがっしょうだん)は、東京都目黒区にある日本の児童合唱団である。
1943年、皆川和子によって東京都杉並区荻窪で設立される。年1回の定期演奏会の他、アーティストのコンサートへの出演・オペラ(舞台)・テレビ出演・CM・CDレコーディング等の活動もしている。
概要
3歳から高校3年生までで構成される合唱団(ただし、正式な団員は小学2年生から)。 合唱団の演奏会の伴奏者やゲストに学生時代の矢代秋雄、冨田勲らが出演したことがある。 英語表記はHibari children chorus
歴史
- 1943年 - 皆川和子が近所の子供を集めて歌唱指導を始める。
- 1944年 - 皆川が神奈川県足柄上郡山北町に疎開し、春和会書道塾を開設。塾生は同時に春和会児童合唱団の団員となる。
- 1946年 - 団員がNHK学校放送に出演するようになり、名称を「ひばり児童合唱団」と改名。
- 1950年 - 皆川の転居にともない、本部を神奈川県横浜市鶴見に移転。
- 1951年 - コロムビア専属となる。
- 1955年 - 本部を現在の目黒区洗足に移転。
- 1962年 - キングレコード専属契約。
- 1971年 - 沖縄民謡「じんじん」で第13回日本レコード大賞童謡賞受賞。
- 1974年 - カーペンターズの来日公演(日本武道館)に出演。(共演曲は「シング(Sing)」)
- 1980年 - 矢野顕子の4枚目のスタジオアルバム「ごはんができたよ」のレコーディングに参加。
- 1999年 - セリーヌ・ディオンの来日公演(東京ドーム)に出演。(共演曲は「レッツ・トーク・アバウト・ラヴ(Let's Talk About Love)」)
- 2004年 - 皆川が脳梗塞で倒れたことを機に、皆川の甥で元童謡歌手の皆川おさむ(本名:皆川理)が代表に就任。
- 2014年8月16日 - 皆川和子が92歳で死去。
- 2025年7月23日 - 皆川おさむが62歳で死去[1][2]。
参加作品
- チャージマン研!(1974年) - オープニングテーマ「チャージマン研!」
- ケロロ軍曹(2008年) - エンディングテーマ「ケロ猫のタンゴ」(「皆川おさむとひばり児童合唱団」名義)
- 新・のび太の宇宙開拓史(2009年) - ドラえもん映画シリーズ第29作目挿入歌「キミが笑う世界」
- 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜(2014年) - ドラえもん映画シリーズ第34作目劇中歌「夢をかなえてドラえもん合唱バージョン」
- のび太の南極カチコチ大冒険(2017年) - ドラえもん映画シリーズ第37作目劇中歌「パオパオダンス」
主な出身者・関係者
- 安田祥子 - 歌手、由紀さおりの姉
- 由紀さおり - 歌手、団員時代は「安田章子」の名前で活動
- 本間千代子
- 松島トモ子
- 伊東恵里
- 横町慶子
- ひのきしんじ
- 吉永小百合 - 団員ではないが、皆川和子の個人レッスンを受けていた
- 皆川おさむ - 現在の主宰者、創立者の甥
- 冨田勲 - 高校在学中から音楽の指導をしていた.児童劇のための作曲もしている
- 中原淳一 - 制服をデザインした
- 米山正夫
外部リンク
- ^ “【訃報】ひばり児童合唱団 代表 皆川おさむ逝去についてのお知らせ”. 最新情報. ひばり児童合唱団 (2025年7月24日). 2025年7月25日閲覧。
- ^ “「黒ネコのタンゴ」皆川おさむさん死去 シングルがダブルミリオン、“最年少”記録も【オリコン】”. ORICON NEWS. oricon ME (2025年7月24日). 2025年7月25日閲覧。
- ひばり児童合唱団のページへのリンク