ばくちの木とは? わかりやすく解説

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ばくち‐の‐き【博打の木】

読み方:ばくちのき

バラ科常緑高木関東以西暖地自生樹皮灰褐色で、うろこ状にはげ、あとが紅黄色になる大形楕円形9月ごろ、白い小花群生して咲き翌年初夏楕円形の黒紫色の実が熟すからとれる液をばくちとよび、鎮咳(ちんがい)に用いる。名は、樹皮がはげて丸裸になることを、博打負けて裸になるのにたとえたもの。毘蘭樹(びらんじゅ)。


バクチノキ

(ばくちの木 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/28 06:02 UTC 版)

バクチノキ
バクチノキ Prunus zippeliana
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
: バラ目 Rosales
階級なし : バラ類 rosids
: バラ科 Rosaceae
亜科 : サクラ亜科 Prunoideae
: サクラ属 Prunus
: バクチノキ P. zippeliana
学名
Prunus zippeliana
和名
バクチノキ

バクチノキ(博打の木、学名:Prunus zippeliana)は、バラ科の常緑高木。別名、ビランジュ(毘蘭樹)。

概要

樹皮は灰白色で、絶えず古い樹皮が長さ数10cm程度のうろこ状に剥がれ落ち、黄赤色の幹肌を現す。本種の名は、これを博打に負けて衣を剥がれるのにたとえたことに由来する。

葉は10~20cmの長楕円形で深緑色。縁には鋭鋸歯洋紙状革質。葉柄の上部に一対のがある。秋、径6mmの白色の五弁花を葉腋に出る短い花穂に密につける。果実は黒紫色で、翌年初夏に成熟する。

プルナシン等のシアン化水素(青酸)配糖体を含む[1]から「ばくち水」と呼ばれる液をとり、鎮咳・沈静の薬として使われることがある。

分布

関東以西の本州四国九州沖縄の暖地に生育する。 

自生地の例

出典

関連項目



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