のりうつぎ

デジタル大辞泉

のり‐うつぎ【^×糊^▽空木】

読み方：のりうつぎ

アジサイ科の落葉低木。山地に自生。葉は楕円形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。7、8月ごろ、白い装飾花のある小花を多数円錐状につける。樹皮から製紙用ののりを作る。さびた。のりのき。

伝統的工芸品用語集

糊空木

読み方：のりうつぎ

ユキノシタ科の落葉低木。樹心の孔を利用したパイプ材など、また樹皮から製紙用の糊がとれます。

植物図鑑

のりうつぎ (糊空木)

●わが国の各地をはじめ、千島列島やサハリン、台湾や中国に分布しています。林縁や草原、岩礫地や湿原に生え、高さは２～５メートルになります。葉は楕円形から卵状楕円形で、対生または３輪生します。７月から８月ごろ、大きな円錐花序をだして、白い花を咲かせます。装飾花はわずかです。名前は、和紙を漉くときの糊をこの木の皮から採ったことから。温帯林では、伐採した後に最初に出現する種のひとつです。
●アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、学名は Hydrangea paniculata。英名は Panicled hydrangea。

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