日本型 401k プラン(にほんがたよんまるいちけいぷらん)
新しい年金制度で、確定拠出型年金と言う。加入者によって給付額が違ってくる年金である。この確定拠出型年金に対し、従来型年金は「確定給付型年金」と言う。
確定拠出型年金では、自分の年金の原資について、運用形態を自分で選びる。選択のいかんによって、将来もらえる年金の額に違いが出る。資金を上手に運用できれば多くの年金がもらえるが、そうでなければもらえる年金の額が少なくなる制度である。
サラリーマンの場合、この制度を採用するかどうかは、勤務先での労使協議によって決まる。労使で合意すれば、企業単位で全従業員が加入者となる。
制度的には、企業が指定する運用管理機関に自分名義の口座を設け、そこに給与天引きの形で毎月一定額を積み立てる。このさいには企業も掛け金を負担する。これが、自分が将来受け取る年金の運用原資になる。
運用管理機関は、この運用原資をどのように運用するのか、加入者に運用商品を提示する。この商品とは、保険、公社債、預貯金、投資信託などである。加入者はこの中から自分の好きな商品を選択する。
ファミリーレストランのすかいらーくでは、確定拠出年金を全面的に導入する模様である。これに伴い、同社の確定給付年金は廃止される。
(2000.01.24更新)
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