とやま駅南図書館への移行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 07:09 UTC 版)
「富山市立図書館」の記事における「とやま駅南図書館への移行」の解説
2008年7月21日にはCiCビル3階からより面積の広い4階に移転し、予算9000万円で図書コーナーから図書館に格上げしてとやま駅南図書館と改称した。図書館への格上げ時には蔵書の3割以上が人事や経営などビジネス関連に充てられ、徒歩8分の近距離にある富山市立図書館本館(丸の内)の機能を一部移転。蔵書数は6,000冊から11,000冊に増やされ、日経テレコン21だけだったネット検索データベースは聞蔵2ビジュアルやヨミダス文書館も利用可能となった。さらには高校生向けのファッション誌などの雑誌や図書を増やした。図書館側は本館とのすみわけを狙ったが、実際にはその立地面の利便性から、貸出の中継地点として使用する利用者が多かった。 延床面積は一般的な富山市立図書館分館の数倍にも及ぶ519m2であるが、一般的な商業ビル内にあるため高さのある書架を置けず、蔵書数は一般的な分館と同程度にとどまっている。駅南図書館はビジネス関連本を集めてはいるが、レファレンスカウンターは存在しない。2013年に同一フロアに富山市立子ども図書館が設置されたことで、駅南図書館は一般書を拡充してビジネス色を弱めた。2015年にTOYAMAキラリが開館して富山市立図書館本館が移転すると、富山市立図書館本館は駅南図書館のビジネス支援機能を吸収した。
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