つづら殿編(18巻 - 22巻)
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「つぐもも」の記事における「つづら殿編(18巻 - 22巻)」の解説
一也以外の第三者が奏歌を倒せば、上岡の街全体が大災害となるほどの大きな〔すそがえし〕が起きてしまう。〔すそがえし〕を回避するためには、〔つくもつき〕と化した奏歌を一也が倒さねばならないが、桐葉を失った一也には成す術がなく、今のままでは到底奏歌には敵わない。そんな中、緊急事態を受け上岡へと馳せ参じたすそはらい養成所「つづら殿」の頭首・織小花央姫から、霞が稼いだ3年の間「つづら殿」で修行することを提案された一也はそれを受け入れ、央姫とともに「つづら殿」へと出向く。 「つづら殿」に到着した途端、一也は央姫とともに突如拘束されてしまう。央姫が「つづら殿」を不在にした間、副頭首である斑井枡次が起こした謀反により央姫は失脚し、斑井が「つづら殿」の新頭首となり実権を握っていたのであった。斑井は「つづら殿」の中でも付喪神をパートナーと認めない「隷付喪神派」のトップでもあり、あるみの水晶玉を通してくくりと奏歌の戦いを見ていたにもかからわらず脅威を脅威と捉えておらず、奏歌討伐は自身の派閥でのみ行い、その間一也は地下に隔離、またほのかが救命した元迷い家の付喪神たちは全て破壊する、という極端な結論を出した。逆に付喪神はパートナーだと認める「親付喪神派」のトップでもある央姫は、元迷い家の付喪神たちを救うため再び実権を握るべく、「つづら殿」のトップである「九殿冠」を決める九殿武闘会の開催を斑井に提案する。斑井はこれを飲み、九殿武闘会が開催されることになったのだが、実力差から「親付喪神派」が楽勝と思われたものの斑井が『禁じ手』を使ったことで4勝4敗と思わぬ接戦となり、最終の大将戦までもつれこんでしまう。だが、大将である一也が斑井に勝利したことで再び央姫が実権を握り頭首となり、そして斑井に拘束されていた、あるみやみまねら迷い家の付喪神たちも無事解放されたのだった。
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