その後の処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/11 17:27 UTC 版)
イエローケーキは、原子炉用のウラン燃料を作るのに用いられる。加圧重水炉の燃料棒には純粋な二酸化ウラン、重水炉のその他のシステムには天然ウランが用いられる。この純粋なウランで、同位体ウラン235の濃縮ウランを作ることもできる。この過程で、酸化ウランはフッ素と結合され、六フッ化ウランガスが作られる。次に、ガス拡散法またはガス遠心分離法により同位体分離が行われる。これにより、大部分の民生用原子炉での利用に適した、ウラン235の含量が20%以下の低濃縮ウランを作ることができる。さらに処理を行うことで、軍艦や潜水艦の動力となる小型原子炉での利用に適した20%以上のウラン235を含む高濃縮ウランを作ることができる。ここからさらに処理を行うことで、核兵器に用いられるレベルの90%以上のウラン235を含むウランが作られる。
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