その他の表現・使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 08:02 UTC 版)
「七分咲き」、「五分五分」、「九分九厘」、「腹八分(腹八分目)」、「盗人にも三分の理」、「七分袖」の表現の中での使われ方は、全体である「十分(じゅうぶ) = 1」に対する割合を表している。つまりそれぞれ「1」を全部として、「0.7咲き」、「0.5 対 0.5」、「0.99」、「満腹の0.8」、「盗人にも0.3(30%)の理屈」、「長袖の70%の長さの袖」ということであり、ここでも「分」は 1⁄10という本来の意味を保っている。 中国と台湾における国際単位系のSI接頭語でも、1⁄10を表すデシ(deci、記号は d )の漢字として「分」を使用している(zh:国际单位制#詞頭)。なお、1⁄100のセンチ(centi、記号は c)には「厘」を、1⁄1000のミリ(milli、記号は m)には「毫」を使用している(zh:国际单位制词头)。 人民元やニュー台湾ドル、満州国圓などの通貨単位においても、分は元や圓から見れば1⁄100とはなるが、その場合でも分の意味としてはあくまで(元や圓の1⁄10である)角の1⁄10であり、分自体が1⁄100を表しているわけではない。例えば「3角5分」は「3.5角」の意味である。
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