その他の成分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 08:58 UTC 版)
子実体には、上記のほかにアトロメンチン・テレフォール酸・バリエガト酸・バリエガトルビンなどの色素が含まれている。アトロメンチンは、もとヒダハタケ科に置かれていたニワタケの子実体から初めて単離された青銅色の化合物であり、テレフォール酸はイボタケ科ほか多くのきのこの子実体中に普通に見つかる。バリエガト酸(橙色)およびバリエガトルビン(赤色)は、ともにヌメリイグチ属の一種 (Suillus variegatus (Sw.) Richon & Roze) から最初に得られた化合物である。 また、LJAP (Lampteromyces japonicus antibiotic protein) と称される一種のレクチンも見出されており、これには抗菌活性が認められたという。 ハラタケ目の菌としては珍しく、ペクチナーゼやポリメチルガラクツロナーゼなどのペクチン分解酵素の活性が高いことでも知られている。
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