走馬灯
「走馬灯」とは、中心部から発せられた光により内側の影絵が回転しながら煌びやか写るように細工された灯籠のことである。光源は本来はロウソクであるが、現代的な走馬灯では電気が用いられることが多い。
走馬灯の起源や由来
走馬灯は元々中国に起源があり、日本では江戸時代の中頃にもたらされ、夏の夜の娯楽のための玩具として用いられていた。現在の日本においても、一部の地域ではお盆の際に走馬灯を飾る風習が残っている。走馬灯現象・走馬灯のように思い出す
人が死ぬ間際に人生の様々な情景や記憶が脳裏に浮かんでは消えて行くことは「走馬灯のように」と形用され、「走馬灯のように思い出した」などとも表現される。こうした現象は「走馬灯現象」「走馬灯体験」とも呼ばれ、また、臨死から生還した人々が死ぬ場際に見た様々な情景や蘇った記憶のこと自体を比喩的に「走馬灯」と呼ぶこともある走馬灯の英語表現・英訳
灯籠の一種としての走馬灯を厳密に表す英単語はないものの意味的に伝わるように英訳するならば「revolving lantern」という表現が挙げられる。また、死ぬ場際に脳裏に浮かんだ記憶や出来事という意味での走馬灯については、英語では「life review」または「flashback before death」という風に呼ばれる。
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