せきばんぶきとは? わかりやすく解説

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石盤葺

主名称: 石盤葺
ふりがな せきばんぶき
認定区分 個人
種別 建造物
選定年月日 2005.08.30(平成17.08.30)
解除年月日
解説文:  石盤葺は、薄く割った粘板岩玄昌石)の板を屋根葺く技術で、明治時代後半から大正時代にかけて洋風建築屋根葺材として積極的に採用されスレート葺、天然スレート葺とも呼ばれる粘板岩国内各地産するが、なかでも宮城県石巻市雄勝産が良品とされ、文化財建造物修理使用される石盤大半雄勝産である。
 石盤葺は、良質粘板岩色調硬度などにより選別して所定厚さ形状割りもしくは切断して成形し屋根下地に釘で打ちとめて葺き上げる。その仕様により、一文字葺【うろこ】葺、葺、亀甲葺、はまぐり】葺などの種別がある。石材品質性状吟味し、それを見極めて石盤加工したうえで、棟際【むねぎわ】や谷部分などでは雨仕舞あまじまい】よく屋根葺き上げることが重要で、そのためには高度な熟練要する
 近年スレート工事では、工場製品である石綿スレートなどを用いることが一般的であるため、本来の石盤葺における熟練技能者がほとんどいない。
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建造物:  建造物模型製作  檜皮採取  畳製作  石盤葺  竹釘製作  規矩術  規矩術



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