【GBU-39】(じーびーゆーさんじゅうく)
GBU-39 Small Diameter Bomb (SDB)
ボーイングが製造する新型誘導爆弾、SDBシリーズの基本型。
SDBはその名のとおり弾体の直径が小さく、日本語では直訳の「小直径爆弾」で呼ばれることもある。
従来の航空爆弾に比べて細いことにより、以下のメリットが期待される。
- 少量の炸薬により、ピンポイント爆撃時に目標以外の周囲へ与える被害を軽減することが出来る。
- F-22やF-35などの狭いウェポンベイに多数の爆弾を装填可能となる。
- 貫通力が高く、小型軽量ながらコンクリート製掩蔽壕を貫通することが出来る。
また有効射程を伸延するため、投下後は菱形の主翼を展開して滑空する。
基本型である本型はJDAM等と同様のGPS・INS誘導式となっている。
派生型として、赤外線画像誘導機能を追加して車両などの移動目標に対応したGBU-40が存在する。
また、データリンクや複合センサーなどを追加して誘導能力を高めたGBU-53 SDB-IIが開発中。
スペックデータ
長さ | 70.8インチ(約1.8m) |
横幅 | 7.5インチ(19cm) |
重量 | 285ポンド(約130kg) |
信管 | ESAF(Electronic safe and fire:電機式安全発火信管) 操縦席で触発モードと遅延モードが選択できる。 |
弾頭 | 206ポンド(約93kg)貫通爆散破片弾 |
誘導方式 | GPS/INS誘導 |
CEP | 5~8m |
最大射程 | 60海里(110km) |
(上からAIM-9、GBU-39、ペイブウェイ)
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