商業量
【英】: commercial quantity, paying quantity
同義語: paying quantity
一般的には採算の合う量での生産を行うのに十分な石油、ガスその他の鉱物の埋蔵量を商業量といい、商業量生産(production in paying quantities)とは石油事業者に利潤の実現を可能とする生産を意味する。ただし、米国のリース契約のうえでは、期間条項(habendum clause)に規定される当初期間を超えて、自動的にリース権が延長される要件としての商業量生産とは、操業費を上回る収入を生む生産量(探鉱・開発投資の回収は問わない)と解釈される一方、レッシー(リース権者)に開発の義務が課せられる基点としての商業量生産とは、探鉱・開発投資の回収を含めて総コストに対してペイする生産量と解釈される(契約上の明記の有無は問わない)。商業量の石油・ガスの発見を「商業量発見」といい、商業量の発見を確認した坑井を「商業量発見井」、そのような発見を確認した日を「商業量発見日」という。石油利権契約、鉱業権付与あるいは各種の石油操業契約(PS 契約、サービス契約など)においては、商業量の発見が確認されると、会社はホスト国政府に対して商業量宣言を行うこととされており、これにより発見ボーナスを支払わなければならないこともあるが、一方、これによって探鉱権から採掘権に切り換えられる資格を得ることになる。 |

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