吉井・東柏崎ガス田
【英】: yoshii-higashi kashiwazaki gas field
新潟県柏崎市、JR 柏崎駅の東方 8km 付近に位置する、火山岩類を貯留岩とするガス田。 石油資源開発(株)により 1968 年に発見され、鉱区境界を隔てて帝国石油(株)による試掘井( 1970 年) も成功した。 地質区としては新潟盆地(背弧盆地)に属し、集油ガス形態は背斜構造。ガス層は第三紀中新世の七谷層「緑色凝灰岩(グリンタフ)」(岩質は石英安山岩、安山岩、同質凝灰岩など)で、深さは約 2,500m 。埋蔵量は公表されていない。 2002 年の生産量は、吉井でガス 57.9 万m3/日、コンデンセート 103kL/日、東柏崎で 20.5 万m3/日、コンデンセート 38kL/日、合計でガス 78.4 万m3/日( 27.7 百万立方フィート/日)、コンデンセート 141kL/日( 887 バレル/日)であった。また同年末における累計生産量は、吉井でガス 99 億 9,700 万m3、コンデンセート 195.7 万kL 、東柏崎でガス 71 億 6,000 万m3、コンデンセート 164.2 万kL、合計でガス 171 億 5,700 万m3( 6,060 億立方フィート)、コンデンセート 359.9 万 kL( 2,264 万バレル)と公表されている。 主文献『世界の大油田』(1984)、『石油地質・探鉱用語集』(1989)、『新潟の石油と天然ガス』(2000)、『石油・天然ガス資源の未来を拓く』(2004) (齊藤 隆、2006 年 3 月) |

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