手動剄桑機 (しゅどうけいそうき)
ざ桑機は多量の桑葉を短時間に、しかも予め設定した大きさに裁断することができるものである。包丁部分、機械的部分を除き木製で、桑入れ部、桑送り部、裁断部が一体化されている。本器の桑入れ部の底部は桑送り用の板又は布ベルトコンベアが装着され、押切り包丁の上下動に連動して桑葉を裁断部に送り出す。明治時代に開発されてから現在まで使用されている。時代の変遷と共に機能が向上し、作業の能率化、省力化が図られている。長さ133cm、横幅35cm(桑入れ部)、55cm(桑のせ台)、高さ70cm(桑いれ部)で、桑入れ部の底部には桑葉を裁断部へ送るための布製のベルトが設置されている。このベルトは包丁の上下動と連動している。また、包丁が当たり俎板の役目をする木製の円柱状の部分も包丁の動きと連動して回転し、切断された桑葉片はスムーズに前方に落ちる。大正前期に購入し、第二次世界大戦まで使用されたとの記憶がある。 |
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