しなの深紅【シナノシンク】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9646号 |
登録年月日 | 2002年 1月 16日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | しなの深紅 よみ:シナノシンク | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 新井利直、近藤武晴、後藤和美、前島秀和、手塚光明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「カグヤモチ」に「東北糯149号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期は中生の晩、ふ先色が紫、玄米の粒色が暗紫の水稲、糯種である。草型は扁穂重型、稈長は中、細太はやや太、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身の色は葉縁紫、葉鞘の色は紫痕、穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は灰紫、ふ先色及び護頴の色は紫、芒の有無と多少は少、芒色は紫である。玄米の形はやや細長、大小は中、粒色は暗紫、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は中生の晩、耐倒伏性はやや強である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや強である。「ながのもち」と比較して、葉身の色が葉縁紫であること、玄米の粒色が暗紫であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で、「朝紫」と比較して、葉鞘の色が紫痕であること、穂長が長いこと、精玄米千粒重が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に長野県農事試験場(須坂市)において、「カグヤモチ」に「東北糯149号」を交配し、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、6年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「しなの紫」であった。 |
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