さんまい

デジタル大辞泉

さんまい【三昧】

読み方：さんまい

［名］《(梵)samādhiの音写。三摩提・三摩地とも音写。定・正定・等持などと訳す》

１ 仏語。心を一つの対象に集中して動揺しない状態。雑念を去り没入することによって、対象が正しくとらえられるとする。

２ 「三昧場(さんまいば)」の略。

［接尾］《「ざんまい」の形で多く用いられる》名詞または形容動詞の語幹に付く。

１ ともすればその傾向になるという意を表す。「刃物—に及ぶ」

２ そのことに熱中するという意を表す。「読書—の暮らし」

３ 心のままにするという意を表す。「ぜいたく—な生活」

さん‐まい【三枚】

読み方：さんまい

１ 紙・布・板など、薄く平たいもの三つ。

２ 「三枚下ろし」に同じ。「—におろす」

さん‐まい【散米】

読み方：さんまい

⇒打ち撒(ま)き

さん‐まい【産米】

読み方：さんまい

生産された米。とれた米。

世界宗教用語大事典

さんまい 【散米】

神前にまき散らす米。祓いや清めの意味をもつ。散供・御散供・神供・打撒などとも。米に悪を祓う霊力があると考えられていた。白紙に米を包んで上をひねったのをオヒネリという。（仏前にまくこともあった）

四日市市四郷地区方言

さんまい

方言	共通語・該当漢字	語意解説または【使用例】
さんまい	三昧場	火葬場・墓場（仏教語）

隠語大辞典

さんまい

1. 警部。〔第二類　人物風俗〕

さんまい

1. 猿。〔第七類　雑纂〕
2. 猿。警部を云ふ。

三昧

読み方：さんまい

1. 専念になることを三昧に入るといふ。仏教にて心を境一に住せしむることをいふ。梵語の三摩地のことである。〔僧侶語〕

分類 僧侶語

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