さやかぜ【サヤカゼ】(食用作物)
登録番号 | 第14301号 | |
登録年月日 | 2006年 7月 13日 | |
農林水産植物の種類 | 大麦 | |
登録品種の名称及びその読み | さやかぜ よみ:サヤカゼ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉岡藤治、塔野岡卓司、河田尚之、吉田めぐみ、松井勝弘、谷尾昌彦、牧野徳彦、古庄雅彦、福岡忠彦、宮川三郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「関東皮70号」に「関東皮68号」(後の「すずかぜ」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県つくば市)における成熟期は中、精麦白度が大、しま萎縮病抵抗性が極強の麦茶向きの品種である。叢性及び株の開閉は中、並渦性は渦である。稈長は短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少、葉色及び葉鞘のワックスの多少は中である。穂長はやや短、粒着の粗密は密、穂の抽出度は中、条性は六条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は多、芒長は中、芒の粗滑は粗、ふの色は黄褐である。粒の形、大小、千粒重及びリットル重は中、原麦粒の見かけの品質は上の中である。播性はⅠ、茎立性、出穂期及び成熟期は中、粳・糯の別は粳、皮裸性は皮、脱芒性は中、穂発芽性は極難、脱粒性は中、耐倒伏性は極強、耐湿性は中、耐凍上性は弱、収量性は多である。粒質は中間質、精麦白度は大である。しま萎縮病抵抗性は極強、赤かび病抵抗性はやや弱、うどんこ病抵抗性は中である。「カシマムギ」と比較して、出穂期が晩いこと、耐倒伏性が強いこと、しま萎縮病抵抗性が強いこと等で、「すずかぜ」と比較して、精麦白度が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和61年に農林水産省農業研究センター(現独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、茨城県つくば市)において、「関東皮70号」に「関東皮68号」(後の「すずかぜ」)を交配し、平成元年に雑種第2代で個体選抜し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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