斎藤龍興(さいとう たつおき) 1548~1573
◇父:斎藤義龍
父の死により14歳で美濃・斎藤氏の当主となるが、家臣の心を掌握しきれなかった。尾張・織田氏、及びその同盟国近江・浅井氏の侵攻に度々遭う。浅井氏侵攻には、近江・六角氏と結ぶことで難を逃れた。1563年新加納の合戦においては、軍師竹中重治の作戦で大勝利、あわや織田信長を討ち取るところまで追いつめる。17歳の時、重治にわずかな手勢で城を奪われるが、後に返還される。しかし、これで龍興の信頼はさらに落ち、1567年重臣美濃三人衆の寝返り等あって、信長に城を逐われ、伊勢長島まで逃れる。後も畿内で織田氏と争い、越前・朝倉氏に頼るが、越前・刀禰坂で織田軍と戦い討死。
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