こくれん‐そうかい〔‐ソウクワイ〕【国連総会】
国連総会(こくれんそうかい)
国際平和と安全の維持を目的とする国際連合(国連)の目的を達成するため、国連の中心に位置する主要機関。国連の活動に関する事項の討議や決議・勧告などを行う。
国連に加盟するすべての国の代表で構成され、予算を審議し承認したり、国連憲章の定めに従い国際的な問題を討議したりしている。また、加盟国や安全保障理事会に対して勧告をするのも国連総会の大きな役割だ。
加盟国は、現在 189を数える。世界にあるほとんどの国が国連に加盟し、総会で顔を合わせているわけだ。国連総会では各国が一票の議決権を持っていて、通常の事案については、出席し投票する加盟国の過半数の賛成によって決定する。このほか、3分の2以上の賛成を必要とする重要事案もある。
通常会期は毎年9月に始まり、ニューヨークにある国連本部で総会が開かれている。総会では、加盟国の代表による一般演説が行われ、自国の政策をアピールする場ともなっている。また、安全保障理事会の要請があるか、または国連加盟国の過半数の要請があったときには、事務総長が特別会期を招集する。
今年の場合、アメリカで発生した同時多発テロ事件の影響のため、一般演説がいつもより延期されていた。
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(2001.11.13更新)
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