国債(こくさい)
国が国債を発行する。国が保証して利子や元本の支払いをする債券である。(要するに国の借金である)。一般の人は、銀行や証券会社、信用金庫、郵便局の窓口などで国債を購入できる。このさい、額面5万円が購入単位である。
国債を購入すると、半年ごとに利子が支払われる。このさいの金利は、発行時の金利が償還時まで適用される。現在は、10年もの国債で年1.7%くらいの金利である。また満期になると、元本が額面で償還される。
国債は、満期の時期によって以下のような種類がある。
◆短期国債…1年以内で満期
◆中期国債…2年~4年で満期
◆長期国債…5年~10年で満期
◆超長期国債…10年以上で満期
国債は満期まで持っていれば、額面価格で償還できるが、満期の前でも売却による換金が可能である。ただし国債の価格は市場で変動する。額面価格100万円の国債を103万円で買って、それを売るときには98万円に下がっているかもしれない。そうすると5万円損する。もちろんその反対もある。
国債の流通量が多いときは、需要と供給の関係から、国債価格は下落する。つまり流通利回り(長期金利)は上昇する。
(2000.09.03更新)
国債と同じ種類の言葉
Weblioに収録されているすべての辞書から国債を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

「国債」に関係したコラム
-
CFDで取り扱う債券は、日本やアメリカ合衆国などの国債先物が銘柄として用意されています。国債先物は、主に機関投資家などが取引を行っているものです。なお、先物は期限の決められた商品のため、期日までに決済...
-
CFDでの債券取引は、各国の発行する債券(国債)の先物が対象になっています。債券を取り扱っているCFD業者は、ひまわり証券、CMC Markets Japan、IGマーケッツ証券、SBI証券などです。
-
ヒストリカルボラティリティ(HV)とは、ある銘柄の価格変動率のことです。ヒストリカルボラティリティの大きい銘柄は価格の変動が大きいハイリスクハイリターンの銘柄になります。一方、ヒストリカルボラティリテ...
-
株価と債券との関係は、逆相関関係にあるといわれています。例えば、株価が上昇すれば債券が下降し、株価が下降すれば債券が上昇します。上のチャートは、アメリカ合衆国の10年国債先物のチャートと、ダウ工業株3...
-
CFDではさまざまな銘柄を取り扱っています。そして、取引ツールには多くの銘柄が登録されており、その一部は日本語で銘柄を表示していない場合があります。ここでは、銘柄のシンボルの日本語の意味を一覧で紹介し...
-
FXやCFDのフィッシャートランスフォーム(Fisher Transform)とは価格の変動からトレンドの転換点を見つけるためのオシレーター系のテクニカル指標です。フィッシャー変換ともいいます。フィッ...
- >> 「国債」を含む用語の索引
- 国債のページへのリンク