かつての「羽田空港駅」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 00:06 UTC 版)
「羽田空港第1・第2ターミナル駅」の記事における「かつての「羽田空港駅」」の解説
詳細は「天空橋駅」を参照 1956年から1991年にかけて、現在の空港線穴守稲荷 - 天空橋間に羽田空港駅があった。この駅は同年の営業休止後、1993年の空港線延伸開業時に地下化した上で移設し、羽田駅へ駅名を改称して営業を再開。さらに1998年、現在の羽田空港駅の開業に伴い天空橋駅に再改称を実施した。 当時の羽田空港駅は海老取川を挟んで空港の対岸にあり、「地理に不案内な乗客が駅名を頼りに降り立って、川を隔てて遥か彼方の羽田空港を眺めて茫然とする」というものであった。旧空港ターミナルビルまでは連絡バスでの移動を余儀なくされていた上、当時の空港線はほぼ終日京急蒲田 - 羽田空港間を折り返す普通列車しかなかったため、利便性ではモノレールなどの他の輸送機関に遠く及ばなかったことから、やがて連絡輸送は一時中断。その後沖合移転が具体化した1980年代にマイクロバスで連絡輸送を再開したが、1993年に移転開業するまで、空港線は本線とはほぼ完全に独立して存在していた。そのため、1998年に開業した2代目の羽田空港駅とは、単に駅名が同じであること以上の関係はない。 また、現在の東京モノレール羽田空港線羽田空港第1ターミナル駅も、第2旅客ターミナルビルが供用される前の1993年から2004年までは羽田空港駅を名乗っていた。両社の駅名が同じ羽田空港駅だった2000年に、両方の駅が、まとめて1駅として関東の駅百選に認定されている。
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