おしょろ丸III世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 21:07 UTC 版)
1962年(昭和37年)9月に藤永田造船所で竣工した。総トン数は1,000トンを越え、北洋や豪州水域まで調査海域を拡大することが可能になった。また、可変ピッチプロペラやバウスラスター、漁業演習に必須の船尾トロールを有しており、トロール網や刺し網、延縄による漁業演習、そして海洋調査の能力は格段に向上した。1972年(昭和47年)7月には、ベーリング海峡を経て北緯72度・西経173度11分に到達して、日本籍の船舶としての最北限点を更新した。 1983年(昭和58年)12月に廃止された。93次の練習航海の総航程は約51万海里、搭乗した研究乗船者は国内外の約750名に及んだ。また、1965年(昭和40年)以来、3次にわたり北方墓参団輸送に協力した。
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