おくれる

デジタル大辞泉

おく・れる【遅れる／後れる】

読み方：おくれる

［動ラ下一］［文］おく・る［ラ下二］

１ 他のものよりあとになる。取り残される。「前の走者に—・れまいとして必死に走る」「流行に—・れる」「勉強が人より—・れる」

２ 進み方が標準・基準より遅くなる。「今年は開花が—・れている」「時計が—・れている」⇔進む。

３ 決められた時刻・期限よりあとになる。また、それに間に合わない。「出発時間が—・れる」「門限に—・れる」

４ （後れる）親しい人に先立たれる。自分だけが生き残る。「妻に—・れる」

５ （後れる）気おくれがする。臆する。

「—・れた様子もなく」〈鴎外・雁〉

６ 他の人に及ばない。

「和歌のかたや少し—・れ給へりけむ」〈大鏡・伊尹〉

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

おくれる

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 01:10 UTC 版)

語源

古典日本語「おくる」（後る）

動詞1

おくれる【遅れる・後れる】

1. ある物が他の物より後（あと）になる。
   • 前の人に遅れないように歩きなさい。
2. 進み方が標準より遅い状態になる。
   • 今年は平年より実の成長が遅れている。
3. ある一定の時刻より遅くなる。予定した期限に間に合わなくなりそうになる。
   • 時計が遅れる。
   • 原稿が遅れる。
4. 世の動きなどに取り残される。
   • 流行に遅れる。
5. 親しい人に先立たれ、自分は生き残る。
6. 気おくれする。臆する。

活用

発音^(?)

東京アクセント

お↗くれる

京阪アクセント

↗おくれる

関連語

• おくれ
• おくらせる

動詞2

1. おくるの可能動詞。

漢字辞典

夂

夂	画数：3 音読み：チ、 シュウ、 シュ 訓読み：おくれる、 しゅう ピンイン：zhi3 ハングル：치 対応する英語：winter radical (no. 34)

後

後	画数：9 学習年：小学2年で習う漢字 音読み：ゴ、 コウ 訓読み：おくれる、 のち、 あと、 うしろ ピンイン：hou4 ハングル：후 対応する英語：behind, back, later

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「おくれる」の例文・使い方・用例・文例

• 物事が予定よりおくれる
• おくれるようにする
• ある物事を始めるのがおくれること
• 着手するのがおくれる
• 出発がおくれる
• 期限がおくれるようにする
• 時機におくれること