立石街道・おおと越
おおと越
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/02 03:41 UTC 版)
おおと越は、元は「大道越」「おうとうごえ」などと呼ばれていたようであるが、いつしか、「おうとごへ」→「おと」などと短く訛って呼ばれるようにもなった。 桃林堂前の道標は「をうとう越」、中高安小学校前の道標は「おうと越」、玉祖神社近くの道標は「おと越」となっている。 なお、八尾市は看板などで「おと越」と案内している。 八尾市服部川で立石街道と分かれると中高安小学校の北側をかすめ通って東進、少しずつ北に向きを変えながら古い民家が立ち並ぶ坂道を登っていく。このあたりの道は入り組んでいて分かりにくいが、ガードレールや電柱のいたる所に黒い文字で「おうとごえ」「おうと」「オト」などと矢印とともに落書きされており、道標となっている。(だれが何の目的で書いたかは不明。) 玉祖神社を遠くに見渡せる場所で山道に向かうが、前述のとおり廃道同然となっており、前述の落書き道標は用を成さない。 奈良県側では、落書きの類を含めて おおと越を示す道標は十三街道との分岐点に存在する。石造りの道標には「左 ひらの 住吉」と記されており、「おおと越」の名称は認知されていないようである。 道としては分岐点から雑草に埋もれてしまっており、道標がないとそこに道があったことさえ見落としてしまいそうな状況である。
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