うたひめでんせつとは? わかりやすく解説

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うたひめでんせつ

宇田伝説[解説]平安時代中期関白藤原基経(ふじわら・もとつね=836~891年)の二男仲平(なかひら=875~945年、後に左大臣)が大宰府下向緒方荘に居を構えた宇田(現豊後大野市清川町宇田)の富豪の娘側女とし一女もうけた女児は「の本」と名づけられ、後に里人から「宇田姫」と呼ばれた。その姫のもとに夜な夜な通う男があった。男が素性明かさぬため、母の命で姫は苧環(おだまき)の糸に針を付け男の衣の襟に刺しておいた。男はいつものように夜明け前姿を消したため、姫は家来とともに糸を手繰って、男を追った。糸は祖母山の嫗嶽(竹田市神原)の岩屋の中へと続いていた。姫は岩屋中に向かって男に姿を現すよう求めたところ、二抱えほどもある大蛇現れた。姫が首の針を抜くと大蛇は「我は嫗嶽大明神化身、我の遺した子により、そなたの家は代々栄えであろうと言い残し絶えた。姫はやがて男児産み落とした。この男児大神惟基(おおが・これもと)であり、その五代目の子緒方三郎惟栄(おがた・さぶろう・これよし)である
情報提供清川村作成冊子神楽の里」より抜粋加筆



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