いとま

デジタル大辞泉

いと‐ま【^▽暇／^×遑】

読み方：いとま

《「いと」は「いとなし」の「いと」で休みの時、「ま」は間の意》

１ 用事のない時間。ひま。「休む—もない」

２ 一時的に休むこと。休暇。「三日ほどのお—を乞う」

３ 職務を離れること。辞職。また、解雇。ひま。「雇い主に—を願い出る」

４ 離縁。離婚。「妻に—を出す」

５ （多く「おいとまする」の形で用いる）別れて去ること。また、そのあいさつ。辞去。「—を告げる」「そろそろお—しよう」

６ 喪に服すること。またそのために出仕しない期間。

「御—になり給ひぬれば、藤壺も夜さり罷(まか)で給ひ」〈宇津保・国譲上〉

７ ある物事をするのに空けることのできる時間。

「仮名文見給ふるは目の—いりて」〈源・若菜上〉

８ すきま。ひま。

「谷風の吹き上げにたてる玉柳枝の—も見えぬ春かな」〈夫木・三〉

短編小説作品名辞典

いとま

作者下林益夫

収載図書第四創作集―28の短篇
出版社美濃国屋出版
刊行年月1998.5

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

いとま

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 04:40 UTC 版)

名詞

いとま【暇･遑】

1. ひま。
2. 一時的な休暇。
3. 離婚。
4. 別れて去ること。
5. 辞職。解雇。
6. 喪に服すること。
7. 隙間。
8. 物事のために空けられる時間。

関連語

• 暇乞い

漢字辞典

遑

遑	画数：13 音読み：コウ、 カン 訓読み：いとま、 ひま ピンイン：huang2 ハングル：황 対応する英語：leisure

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「いとま」の例文・使い方・用例・文例

• 近いうちに休暇を取らないとまいってしまうと思う
• もうおいとましなければなりません
• もうそろそろおいとましなければ
• すみませんがどうしてもおいとましなければなりません
• それじゃあそろそろおいとまします。
• 私はそろそろおいとましなければなりません。
• それはなるべく早く対応しないとまずい状況です。
• 彼女は小川をひょいとまたいだ。
• 彼は彼女にはもう二度と話し掛けたくないとまで言った。
• 彼はその家族にいとまごいをした。
• 注意しなくては駄目だよ、さもないとまたやり損なうよ。
• 私はおいとましようとしたが止められてしまった。
• 私たちはもうおいとましなければならない。
• 子供の使いじゃあるまいし、もうちょいとまともな交渉してくれんかね。
• 残念ですが、もうおいとましなければなりません。
• 今夜はそろそろおいとまします。みなさんよい週末を。
• もうおいとまする時間です。
• もう１１時です。おいとましなくてはいけません。
• だいぶ夜もふけました、もうおいとませねばなりません。
• そろそろおいとましなければならない時間です。