あらすじ・特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 22:57 UTC 版)
「ひめゆり (ドキュメンタリー)」の記事における「あらすじ・特色」の解説
時間順に形成された三章仕立てとなっている。 第一章 戦場動員と看護活動 第二章 南部撤退から解散命令 第三章 死の彷徨 学徒隊生存者の証言映像をメインに構成されており、時折 記録映像や字幕を交えて、時間の経過・戦況・出演者についての解説がなされている。 ドキュメンタリー映画では、インタビュアーの質問に対して証言者が応える形式が多いが、この作品ではインタビュアーの声は極力カットされており、証言に重点を置いたつくりになっている。 出演者は、ひめゆり平和祈念資料館において、来館者に平和を語り継ぐ活動をしている人物を中心に構成されている。撮影では実際に体験した現場を訪れており、当時の心情を丁寧に掘り起こし証言している。現地にいるからこそ思い起こされる体験もあり、資料館での証言では難しい、細微な心情まで表現されている。戦中の体験談が生の声で語られ、時には残酷な証言も飛び出すが、全体的には未来に平和を語り継ぐ明るい作品としてまとまっている。 また、これまで資料館での証言に立っていない人物も出演に応じており、沖縄戦をより多面的に捕らえられる貴重な資料であると言える。
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