【アメリカ中央軍】(あめりかちゅうおうぐん)
United States Central Command(USCENTCOM)
アメリカ軍における地域別統合軍の一つで、アラビア海及び中東、中央アジア地域を担当している。
1962年にアメリカ打撃軍として創設され、1980年に緊急展開部隊(RDF)と統合、そして1983年に中央軍として再編される。
米ソの冷戦が戦われていた初期の頃、活躍の場はほとんどなく他の統合軍と比べて存在感が薄かったが、1991年の湾岸戦争以後、もっとも危険な地帯と化した中東及び中央アジア地域の戦略の要とされている。
イラクやアフガンで軍事作戦が行われている現代では、アメリカの統合軍の中で最も活発に活動を行っている。
構成
空軍や海兵隊は、中央軍の担当地域に固有の部隊を置かず、その都度、必要に応じて他の地域から部隊を展開する方法をとっている。
2008年まではアフリカ大陸北東部も管轄していたが、新規に設置されたアフリカ軍に管轄が移動した。
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