『続氷点』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 23:48 UTC 版)
一命を取り留めた陽子であったが、実の父親が佐石ではないと聞かされても心が晴れないばかりか、不倫の関係であった実の両親やその結果生まれた自分に対して複雑な感情を抱く。徹は陽子の実母三井恵子に会い、陽子の近況を告げる。動揺した恵子は車の運転を誤り、事故を起こす。その経緯に不審を抱いた恵子の次男達哉は、大学で母にそっくりな陽子に出会う。事の真相に近付いた達哉は冷静さを失い、無理に陽子を恵子に会わせようとするが、それを阻もうとする北原を車で轢いてしまう。作中最後の場面で陽子は、夕日に照らされた真赤な流氷を見ながら、人間の罪を真に「ゆるし」得る存在について思いを馳せる。
※この「『続氷点』」の解説は、「氷点」の解説の一部です。
「『続氷点』」を含む「氷点」の記事については、「氷点」の概要を参照ください。
- 『続氷点』のページへのリンク