『炎の伝説』第三章没版
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「ベレヌスのロビン」の記事における「『炎の伝説』第三章没版」の解説
第一部の第三章は「夢幻城で死んでしまう、ヘルギとその仲間達との交流を描きたい」との原作サイドの強い要望で、プロットが全面改稿されている。既に改稿前のプロットで原稿は完成していたが、作画グループはこれを受け入れて30枚の完成原稿を没にし、現在の形へ描き直している。 現在の第三章とは、 神父が白魔法使いではなく、リムとリトが神父によってかくまわれていない。 湖沼に妖精の島があり、島にはドワーフ王国がある。 島へ渡るボート(二人乗り)の関係でロビンとヘルギが話の中心。盗賊達は湖畔で留守番なので、ほぼ活躍しない。 メーヴによって妖精国は滅ぼされ、その跡地にメーヴの配下であるドワーフが移住。生き残りのリムとリトはドワーフ王の観賞用奴隷として飼われている。 ヘルギとロビンは宴の席で一服盛られドワーフ王へ捕らわれてしまうが、自由の身になれるのをロビンに賭けて脱獄させるなど、受け身であった妖精姉妹がかなりアグレッシブである。 メーヴを倒すための夢幻城行きを聞いたリムとリトは、自主的に夢幻城への道案内を希望する。 と、かなりの相違がある。なお、この没原稿は作画グループ同人誌『GROUP』12号の『炎の伝説』特集で「幻の第三章」として掲載されている。
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