『椿説弓張月』にみる利勇とは? わかりやすく解説

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『椿説弓張月』にみる利勇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 01:25 UTC 版)

利勇」の記事における「『椿説弓張月』にみる利勇」の解説

椿説弓張月』に登場する利勇」という人物は、琉球国相・「利射(りしゃ)」の甥で、琉球国天孫氏25代の王「尚寧王」から政権奪った。彼は、そのいとこで「尚寧王」の妃・「中婦君(ちゅうふきみ)」と共に国政を執ったが、「曚(もううん)」という妖僧に「尚寧王」と「中婦君」は殺害され、「利勇」は南風原逃亡、「陶松寿(とうまつじゅ)」を軍師にして「曚討伐機会うかがっていた。しかし、「陶松寿」と琉球渡った為朝」らは、殺された「毛国鼎(もうこくてい)」の子供である「鶴・亀兄弟に父の敵として、「利勇」を討たせた。 曲亭馬琴作の『椿説弓張月』は、特に、1765年明和2年)に出版され徐葆光著『中山伝信録』の和刻本と、それを読みやすく抜き出して書き直した森島中良の『琉球談』(1790年寛政2年〕)の2つから、登場人物のモデル多く採用している。前述した椿説弓張月』に登場する利勇」は、天孫氏25代を滅亡させた利勇モデルであるが、作中における最大の敵は彼ではなく馬琴作り上げた「曚」である。琉球の血を排除した舜天丸(すてまる)」が王位に就きまた、為朝が「曚」を倒した後に「帰郷作中では霊に迎えられの中へ消失)」するという『中山世鑑』と異な設定をしているのは、『椿説弓張月』が大和による琉球征服主題にしているからである。

※この「『椿説弓張月』にみる利勇」の解説は、「利勇」の解説の一部です。
「『椿説弓張月』にみる利勇」を含む「利勇」の記事については、「利勇」の概要を参照ください。

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