『レーニン10巻選集』全12巻(本巻10・別巻2、日本共産党中央委員会レーニン選集編集委員会編訳、大月書店、1969-72年)
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1969年から1972年にかけて「レーニン生誕100周年記念」として、日本共産党によって製作された。「マルクス・レーニン主義の基本的諸命題を、現代の複雑な諸条件や、わが国の特殊性に応じて具体的に適用し発展させる創造性と、マルクス・レーニン主義の原則を厳密に擁護する原則性とを正しく統一するという基本的観点に立って(中略)自主的に編集した」ものである。同時に、党員向けの学習用文献としての性格も有している。全巻函入り・上製で出版され、レーニンの著作をおおむね年代別に収録した第1~10巻、『ロシアにおける資本主義の発展』を収録した別巻1および、『唯物論と経験批判論』を収録した別巻2の計12巻よりなる。『ロシアにおける資本主義の発展』と『唯物論と経験批判論』は、大部ゆえに各種のレーニン選集にこれまであまり収録されてこなかった著作であり、それゆえ、日本語版の『レーニン選集』としてはもっとも網羅的な内容を持つ。翻訳はロシア語第4版および第5版に基づいて行われた。また、各巻の付録として「レーニン10巻選集のしおり」(No.1~12)が付されている。戦後日本でもっとも普及した『レーニン選集』の一つであり、100以上の大学図書館が所蔵している。
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