『ミスター・ウー』
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「ハリウッドにおける東アジア人の描かれ方」の記事における「『ミスター・ウー』」の解説
『ミスター・ウー』は元々ハロルド・オウエン、ハリー・M・ヴァーノン脚本による舞台作品であった。1913年、ロンドンのウエスト・エンドで初演されマシソン・ラングが最初のミスター・ウー役となった。ラングによるこの役は大変人気となり、1919年の映画版『ミスター・ウー (1919年の映画)(英語版)』でも主演した。以降も全てではないが東洋の役を演じ続け、1940年の自伝は『Mr. Wu Looks Back 』(ミスター・ウーの回顧録)との題名が付けられた。 1914年10月14日、ニューヨークでアメリカ初演となった。俳優フランク・モーガンが本名のフランク・ウッパーマン名義でブロードウェイのオリジナル・キャストとなった。 1927年の映画『ミスター・ウー(英語版)』にはロン・チェイニーとレネー・アドレーが出演した。綿やコロジオンを使用した特殊メイクで頬骨や唇を作り、鼻孔に葉巻パイプの先を入れ、着色したフィルムで長い爪を作った。チェイニーは目を東洋風にするため魚の皮革を使用し、白髪はフー・マンチュー風の独特なヤギひげを作るのに使用された。
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