『セックス・アンド・ザ・シティ』とカップケーキブーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:23 UTC 版)
「マグノリアベーカリー」の記事における「『セックス・アンド・ザ・シティ』とカップケーキブーム」の解説
2000年にHBOのテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』第3シーズン第5話「恋のボーダーライン」で、登場人物のキャリーとミランダがマグノリアベーカリー1号店の前に座ってピンクのデコレーションがついたカップケーキを食べる様子が放送された。この後にマグノリアベーカリーのカップケーキは大人気になり、観光客が店に押しかけ、『セックス・アンド・ザ・シティ』がテーマの観光ツアーバスがここに止まるようになった。放送後は1ブロックにわたって店の前に行列ができるほどの混雑であった。 カップケーキじたいがアメリカで全国的なブームになり、マグノリアベーカリーのみならず、アップルが経営するバターカップ・ベイク・ショップなどでもカップケーキが爆発的に売れるようになった。これまでは子どもや家族が主な顧客であったが、『セックス・アンド・ザ・シティ』のファン層と重なる成人女性がカップケーキを買っていくようになった。男性客も増えるようになった。2003年にはマグノリアベーカリーのストアマネジャーだった店員を中心に、また別のカップケーキ店であるビリーズ・ベーカリーが立ち上げられた。ビリーズ・ベーカリーはトム・クルーズ夫妻やリンジー・ローハンが訪れる人気店となった。マグノリアベーカリーはやがて『セックス・アンド・ザ・シティ』の観光ツアーにカップケーキを提供するだけの余裕がなくなってツアーから降りることになり、ツアー向けのカップケーキ提供はビリーズ・ベーカリーが行うようになった。同じく2003年にはバターカップベイクショップの元店員がシュガー・スウィート・サンシャインを立ち上げ、さらにクラムス・ベイク・ショップも開店するなど、カップケーキを主力とする店が多数作られた。この時期にニューヨークで流行したカップケーキはおおむね「ふわっとクリーミーなアイシング」が特徴であった。 1号店の外観とカップケーキは2005年12月の『サタデー・ナイト・ライブ』オンライン短編 "Lazy Sunday" にも登場した。2006年の映画『プラダを着た悪魔』にも登場している。
※この「『セックス・アンド・ザ・シティ』とカップケーキブーム」の解説は、「マグノリアベーカリー」の解説の一部です。
「『セックス・アンド・ザ・シティ』とカップケーキブーム」を含む「マグノリアベーカリー」の記事については、「マグノリアベーカリー」の概要を参照ください。
- 『セックス・アンド・ザ・シティ』とカップケーキブームのページへのリンク