『アルス・ノトリア』(Ars Notoria、「名高き術」または Ars Notaria、「書記の術」)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:30 UTC 版)
「グリモワール」の記事における「『アルス・ノトリア』(Ars Notoria、「名高き術」または Ars Notaria、「書記の術」)」の解説
1300年から1600年までのさまざまな写本が残っている。天使がソロモンに授けたという祈りの文句やラテン語で nota と呼ばれる図、清めの儀式などが記されている。自由学芸の知識の獲得、言語の速習、記憶力の強化、キリスト教的な幻視体験などを目的としている。14世紀にはモリニーの修道士ヨハネスによってアルス・ノトリアの改版というべき書物『聖処女マリアの幻視の書』が作られたが、異端的な書物としてパリで燃やされたことが記録に残っている。
※この「『アルス・ノトリア』(Ars Notoria、「名高き術」または Ars Notaria、「書記の術」)」の解説は、「グリモワール」の解説の一部です。
「『アルス・ノトリア』(Ars Notoria、「名高き術」または Ars Notaria、「書記の術」)」を含む「グリモワール」の記事については、「グリモワール」の概要を参照ください。
- 『アルス・ノトリア』のページへのリンク