「臥薪嘗胆」の成語の成立とは? わかりやすく解説

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「臥薪嘗胆」の成語の成立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 23:34 UTC 版)

臥薪嘗胆」の記事における「「臥薪嘗胆」の成語の成立」の解説

前項述べたとおり、「嘗胆」は「屈辱忘れないようにする」という意味で紀元前1世紀書物史記』に登場しその後もよく多く書物使用されたが、しばらくは「臥薪」と組み合わせた形ではなかった。「臥薪」は『晋書』『梁書』などで意味は現在のものと同じでありつつも単独使われ、特に呉越戦争からの成語であるといった修飾文も存在しない一方で、「臥薪抱火」(わざわざ危地に入ることのたとえ)といった意味が全く異な別の成語として使用される例も古書『三国志』『梁書』)には残っている。 「臥薪嘗胆」と連なった形では、現在残る書物では12・13世紀宋代)の、蘇軾1037年 - 1101年)の詩『擬孫権曹操書』中の句「僕受遺以来 臥薪嘗胆」、以降『朱子語類』1270年成立)や『資治通鑑』の胡三省1230年 - 1287年)による注などから見かけるうになる。特に『通鑑』胡注では、臥薪嘗胆の語の前に「越王勾践の」が修飾されており、呉越戦争関係していることを明示している。その後14世紀元代)の書物となると、『遼史』『宋史』『金史』などに多く使われ、『十八史略』等の通俗書にも用いられるようになった

※この「「臥薪嘗胆」の成語の成立」の解説は、「臥薪嘗胆」の解説の一部です。
「「臥薪嘗胆」の成語の成立」を含む「臥薪嘗胆」の記事については、「臥薪嘗胆」の概要を参照ください。

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