「秦」に由来する呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:34 UTC 版)
漢字文化圏以外からは、古くは秦に由来すると考えられるチーナ、シーナという呼称が一般的に用いられ、古代インドではチーナスタンとも呼んだ。これが仏典において漢訳され、「秦」「支那」「震旦」「真丹」などの漢字をあてられる。この系統の呼称はインドを通じて中東に伝わってアラビア語などの中東の言語では.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}Sīn(スィーン)となる。また、更に後にはインドの言葉から直接ヨーロッパの言葉に取り入れられ、China(チャイナ)(英語)、Chine(シーヌ)(フランス語)などの呼称に変化した。日本でも「秦」に由来して、「支那」が仏教文献では古くから利用されてきた。「支那」は明治時代に入ると、欧米の Sinology の訳語として取り入れられ、中華王朝・政権の名を越えた通史的な呼称として昭和の中期まで利用された。
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