「扉」と「鍵穴」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:59 UTC 版)
「キングダム ハーツ シリーズ」の記事における「「扉」と「鍵穴」」の解説
人が心を持つように、全ての生命には心があり、それは世界も例外ではない。世界の心は「扉」と「鍵穴」によって守られており、各世界の扉(鍵穴)は通常閉じられていて、鍵穴自体は普段は目に見えない状態になっている(しかし幼き頃のリクはデスティニーアイランドの鍵穴を見ることができている)。鍵穴が開く(扉が開く)と世界を守る壁が崩壊し、外界からの危機を招き入れる危険性を孕んだ状態となる。『KH』では各世界の鍵穴が開かれた状態となっていた。そして、鍵穴から侵入したハートレスに心が奪われれば、その世界は闇に飲み込まれて消滅してしまう。鍵穴はキーブレードをかざすことによって出現し、鍵をかけることができる。ハートレスから世界の心を守るためにはキーブレードで鍵穴を閉じるしかなく、『KH』ではソラが各世界の鍵穴を閉じて回っていた。この他にも様々な種類の扉と鍵穴が存在し、『KHII』では、回廊のゲートの鍵穴の他にピートが過去につながる扉を呼び出したり、ゼムナスとの決着をつけさせるために世界が扉を用意していた。『BbS』ではエラクゥスが異空の回廊への鍵穴を開いている。『Re:コーデッド』では、データ世界の鍵穴を開きバグを取り除いた。また、『KHIIID』の眠りに閉ざされた世界では「眠りの鍵穴」と呼ばれるものが存在し、解放することで世界が夢から覚め、外部からの干渉が可能になる。 『KH』では闇の探究者アンセムに統率されたハートレスによっていくつかの世界は壁が崩れた状態だった。そして、グミシップのパーツにその崩れた壁を取り付けていたために自由に世界を行き来することができた。心を失って消滅した世界は、ソラ、リク、王様が闇の扉を閉じることで再生し、別世界に迷い込んだ住人や闇に飲まれて消えていった(眠っている)住人たちも元の世界に戻った。そのため『KHII』では世界を守る壁も修復しており、以前の道を通ることができなくなったが、代わりに世界そのものがハートレスとXIII機関の脅威に対抗するため、ソラたちに新たな道を用意し、キーブレードによって導かれた世界に来航できるようにしてくれたおかげで、再びグミシップで自由に世界を渡り歩くことができるようになった。
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