「怪人二十面相と少年探偵団II」
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「怪人二十面相と少年探偵団」の記事における「「怪人二十面相と少年探偵団II」」の解説
「パートII」は、「前作のラストで死んだと思われた二十面相はじつは生きていた」と云う出だしで始まるが、登場キャラクター・舞台設定などは主役の小林少年を除いて一新されており、両作品の世界観はパラレルワールドの関係にある。監督は石田勝心が大映京都出身の大洲斉に交代、高野昭二は留任した。 前作では明智探偵の活躍が強調された反面、タイトルロールである少年探偵団の印象が弱まったことへの反省から、本作品では明智のポジションは若干引き気味となり(登場しない回もある)、神出鬼没の二十面相に果敢に挑む少年探偵団の冒険活劇としての印象を強くしている。 二十面相役には山本昌平が起用されたが、山本の二十面相は「人間を人形に変えてしまう」など怪奇色の強いキャラクターとなり、劇中では常に赤い照明が当てられ、演出面でも前作とはがらりと変わった不気味さが強調されていた。山本は二十面相役について番組開始当時、「いつかは演りたかった役なので、こんなに早く演じられて嬉しい」とコメントしていた。 放送当時、阪急西宮球場で行われた阪急ブレーブスの開幕戦では「怪人二十面相・現る!」と予告され、山本が二十面相の出で立ちで始球式に登板した。阪急西宮球場は、劇中でも二十面相出現の舞台として登場している。 2009年6月から2010年1月にかけてファミリー劇場にて再放送された。
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