「古傷をなぞったものだ」と主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 03:07 UTC 版)
「朝日新聞珊瑚記事捏造事件」の記事における「「古傷をなぞったものだ」と主張」の解説
4月28日、当該記事が西表島で問題になっていることが東京本社の写真部長やデスクも知る所となり、二人は本田に事情を尋ねた。本田は「サンゴにあった古い「K・Y」の落書きのほこりを払い、手袋をはめた手でなぞった」と説明した。 写真部長はデスクに対し、本当に古い落書きがあったかどうか、現地に行って確認するように指示した。しかしデスクは、ゴールデンウイーク中を理由に、5月7日に赴くこととした。 5月7日、ダイビング組合は訪れたデスクに対し、「傷は前からあったものではなく、本田の行為によるものと考えられる」と主張し、紙面で明らかにするよう求めた。だが朝日はダイビング組合などに対して本田の説明通りに「古傷をなぞったものだ」として検証を行わなかった。 これら一連の情報を得たテレビ局などのマスコミ数社が取材を開始。環境庁なども問題視し始めた。すると編集局長は13日、事実関係の再調査を命じた。 5月15日、改めて本田に対して聴取が行われた。本田は当初「指でなぞっただけ」との説明を翻し、「初めはゴム手袋でこすったが、後でストロボの柄の根っこで落書きの跡をこすり、写真のような状態にした」と、認め始めた。
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