「初代」銕橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 16:52 UTC 版)
1868年(明治元年)に架けられた、日本初の鉄橋とされている。 鉄橋架橋以前には、「大橋」や「第十五橋」と呼ばれた木造橋が架けられていたが、水害により幾度となく大破・流失していた。1867年(慶応3年)の豪雨にて橋が大破し、有志らの協力を経て長崎製鉄所の鉄を使った頑丈な鉄橋として架け直されることになった。設計はオランダ人技師ホーゲル、工事は長崎製鉄所頭取の本木昌造が指揮を採り、総工費1万6千両をかけて建設された。 橋は全長27 m、全幅6 mで、橋面は板張りとされ、通行人の下駄の音がよく響いた。完成後は長崎市の新名所となり、夏になると涼みにやって来る市民が少なくなかったとされる。 1931年(昭和6年)に鉄筋コンクリート製の2代目に架け替えられた。
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