「上越形」(20 - 31)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/08 19:28 UTC 版)
「国鉄EF16形電気機関車」の記事における「「上越形」(20 - 31)」の解説
1955年(昭和30年)から1957年(昭和32年)にかけ、上越線水上 - 石打間の急勾配区間用として改造されたグループである。同区間は20 ‰の勾配が連続していたことから本形式を投入することになり、EF15形16 - 19・24 - 28・31 - 33の12両が改造された。回生ブレーキの励磁器性能や重連用設備の有無といった33 ‰対応である奥羽本線用のものと相違点があり、将来の福米形増備を考慮したことから番号を20から付して区別した。 配置は水上機関区が中心で、少数が長岡第二機関区(のち長岡運転所)にも配置され、ともに補機運用として使用されていた。また奥羽本線用であった11・12も、装備を上越仕様に変更して長岡第二機関区に配置され、14両体制となった。 1980年(昭和55年)以降、EF64形の新区分番台であるEF64形1000番台に置き換えられ、1982年(昭和57年)までに全車廃車になった。
※この「「上越形」(20 - 31)」の解説は、「国鉄EF16形電気機関車」の解説の一部です。
「「上越形」(20 - 31)」を含む「国鉄EF16形電気機関車」の記事については、「国鉄EF16形電気機関車」の概要を参照ください。
- 「上越形」のページへのリンク