「ビター・スウィート・シンフォニー」の著作権問題
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「ザ・ヴァーヴ」の記事における「「ビター・スウィート・シンフォニー」の著作権問題」の解説
『アーバン・ヒムス』からのリード・シングルとして発表された「ビター・スウィート・シンフォニー」 (Bitter Sweet Symphony) だが、この楽曲で奏でられるストリングスによる旋律は、元々ローリング・ストーンズのマネージャー兼プロデューサーのアンドリュー・オールダムがオーケストレーションでカバーした「ラスト・タイム」 (The Last Time)の曲中にあるものである。これを無断でサンプリングしたとして、ストーンズ側のレコード会社に著作権問題で告訴されて以降、この楽曲のクレジットは「Jagger/Richards」に変更されている。オールダムによるオーケストラ版「ラスト・タイム」は、アンドリュー・オールダム・オーケストラのアルバム「ザ・ローリング・ストーンズ・ソングブック」に収録されている。イギリスの音楽と心理分析の専門家がこの曲を実験体に聴かせて反応を調べたところ、「聴いていると悲しくなる曲」一位に選ばれた[要出典]。 リチャード・アシュクロフトは2019年5月23日に行われたアイヴァー・ ノヴェロ賞の授賞式で、イギリスの音楽への多大なる貢献が称えられて「ミュージック・アウトスタンディング・コントリビューション・トゥ・ブリティッシュ・ミュージック」賞を受賞しており、それを受けて発表された声明の中で“Bitter Sweet Symphony”の権利やロイヤリティをミック・ジャガーやキース・リチャーズからようやく譲渡されたことを明かした。 日本においては、フジテレビのリアリティ番組『テラスハウス(TERRACE HOUSE BOYS×GIRLS NEXT DOOR)』に起用されたことで有名である。
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