「デラガワ通信所」の心理戦部隊
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「平良川通信所」の記事における「「デラガワ通信所」の心理戦部隊」の解説
平良川通信所での業務は、冷戦時代の米陸軍の最重要機密であった心理戦部隊の活動、特に沖縄で創設され、沖縄を拠点とする第7心理戦部隊の範疇にあるため、未だに多くが不明のままである。 第7心理作戦群第16心理作戦中隊の退役軍人の証言によると、基地の主要な任務の一つは、第7心理戦部隊司令部のある牧港補給地区(キャンプ・キンザー)のスタジオや平良川通信所で録音されたVUNC番組やその他の情報を 50k WSSB で韓国や中国にすることだった。また、移動式のバンで移動しながら迅速に放送機器を使って放送拠点を構築するため、海外の人員を訓練することも含まれていたという。電波機器の保守管理を行うエンジニアたちは、多くの放送内容は韓国語または中国語で行われたため、自分達が何を送信しているのかもよくわからなかったと回想している。 平良川通信所を拠点とした第16心理作戦中隊はラジオ隊ともよばれ、機動ラジオ班、機動傍受班、「国連軍の声」送信所を担当した。 施設番号 名称 第7心理作戦群 FAC6056 牧港補給地区 司令部 FAC6057 牧港補給地区補助施設 第7心理作戦部隊倉庫 FAC6034 平良川通信所 ラジオ隊
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