「サンダンス」の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/09 14:11 UTC 版)
「サンダンスの儀式」の記事における「「サンダンス」の内容」の解説
現在、「サンダンス」を行う最大の部族は大平原部族のスー族である。伝統派スー族の呪い師、ピート・キャッチーズはこのサンダンスを「すべての儀式の祖父である」とし、レイムディアーは「ハンブレチア(ビジョン・クエスト)はたった一人でワカンタンカ(大いなる神秘)と向かい合うが、ウィンワンヤンク・ワチピ(サンダンス)はあらゆる人々がワカンタンカと繋がる部族全体のハンブレチアだ」と説明している。現在、全米に広まっているサンダンスは、スー族の儀式を基本にしたものが多い。ここでは、スー族のサンダンスを基本にこれを説明する。スー族の言葉でサンダンスは「ウィワンヤンク・ワチピ」といい、これは「太陽を見つめる踊り」という意味である。 サンダンスは初夏から夏至の頃に行われる。その理由として、20世紀の呪い師、ヘンリー・クロウドッグは「チョークチェリーが実り、大地が緑を増し、若い男女が愛に向かう、2本足も4本足も総てが喜びに満ちる時だからだ」と説明している。儀式は4日にわたって行われる。「4」という数字は、インディアンが最も神聖視する大自然の真理を表す数字である。 サンダンスのすべては象徴に満ちており、サンダンスは、インディアンの宇宙観である「円」を象徴した会場で行われる。 見学者のためには松の葉などを屋根にした開放型の小屋が用意される。
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