「カマテ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/12 03:29 UTC 版)
「スポーツにおけるハカ」の記事における「「カマテ」」の解説
「カマテ」は1820年頃にナティ・トアの首長テ・ラウパラハが作ったと言われている。テ・ラウパラハは極めて勇猛な戦士として知られており、「カマテ」には「生死の境で揺れ動く感情」が表現されていると言われている。本来の歌詞は現在オールブラックスが歌うバージョンより長い。 1905年、代表チームは本格的なイギリス遠征を行い、この頃からオールブラックスという愛称が用いられるようになったが、「カマテ」を初めて披露したのもこの遠征である。対スコットランド戦および対ウェールズ戦で披露されたという記録が残っている。「カマテ」はオールブラックスがパフォーマンスするハカの中でも最も有名なものであり、ニュージーランドのナショナリズムにおいて重要な位置を占めるものとなっている。「カマテ」は通常、リーダーの指示に率いられて他の全員が歌うという構成になっており、歌詞は以下のようなものである。 「カマテ」リーダー Taringa whakarongo! 耳をすませ! Kia rite! Kia rite! Kia mau! 準備!整列!起立! チーム Hī! はい! リーダー Ringa ringa pakia! 手でももを叩け! Waewae takahia kia kino nei hoki! 力のかぎり地面を足で踏みならせ! チーム Kia kino nei hoki! 力のかぎり! リーダー Ka mate, ka mate 私は死ぬ!私は死ぬ! チーム Ka ora' Ka ora' 私は生きる!私は生きる! リーダー Ka mate, ka mate 私は死ぬ!私は死ぬ! チーム Ka ora' Ka ora' 私は生きる!私は生きる! 全員 Tēnei te tangata pūhuruhuru ここに毛深い男が立ち Nāna ne I tiki mai whakawhiti te rā 太陽を呼びよせ、我が身のその光を A Upane! Ka Upane! 乗るなら今だ!乗るなら今だ! A Upane Kaupane" 最初の一歩を踏み出せ! Whiti te rā,! 太陽の光を! Hī! 立ち上がれ!
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