「オーク」という名の由来とは? わかりやすく解説

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「オーク」という名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 05:37 UTC 版)

オーク (架空の生物)」の記事における「「オーク」という名の由来」の解説

オークという語は、ラテン語オルクス古英語借用されたものであるベーオウルフll: 112)ではゾンビ似たグレンデル種族についてオークナス」(Orc-néas)という記述見られるオークナスは「オルクス死人」を意味しているようである。ローマ神話登場するオルクス(Orcus)は死者の国の神であるプルートーハーデースディース・パテルの別名である。ハーデースと同様、オルクス死者の国そのものを指す言葉ととることもできるかもしれないいずれにせよトールキンベーオウルフのこの記述から「オーク」の名前をとった(後述)。 ただし、「オーク」という言葉は、海の怪物を指す言葉として別に英語に存在していた。こちらは大プリニウス著書博物誌』におけるオルカorca)の記述由来し中世には伝統的な海の怪物として転化し用いられた。ある資料拠ればシャルルマーニュ地中海でオークに船を襲われてこれを倒したとされている。アリオスト叙事詩狂えるオルランド』では乙女アンジェリカ捕らえた海の怪物与えられた名前であり、英雄ルッジェーロヒッポグリフ乗ってこれと戦った。このオーク巨大で、があり、牙と豚のような鼻を持っていて、剛毛生えていた。オークがどうしても刃物通さなかったため、ルッジェーロオーク追い払ったとどまり、のちオルランドがこのオーク力業殺害している。 この用法トロイのブルータスブリテン神話的な建国描いたマイケル・ドレイトンの叙事詩『ポリオルビオン』で借用されて英語の単語となったミルトン叙事詩失楽園』でもこちらの用法使われている。

※この「「オーク」という名の由来」の解説は、「オーク (架空の生物)」の解説の一部です。
「「オーク」という名の由来」を含む「オーク (架空の生物)」の記事については、「オーク (架空の生物)」の概要を参照ください。

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